■ 図6-1 小児の食物アレルギーのリスク因子と予防法
小児期の食物アレルギー発症に関しては、アトピー性皮膚炎があること、離乳食における抗原食物の摂取開始が遅れることが、リスクとなることがわかってきた。
■ 表6-4 食物アレルギーの発症予防のまとめ
乳児に対して食物アレルギー予防のために、離乳食開始時期や食物アレルギーの原因食物となりやすい食物(鶏卵など)の摂取開始を遅らせることは、逆効果となることを示す報告が多い。普通の人工乳は牛乳を原材料としているため牛乳抗原が含まれている。母乳は母親が食べたものの影響を受けるため母乳栄養の影響を一律に評価することは難しい。