■ 表10-1 管理の原則
管理の原則は必要最小限の除去である。その意味をより明確に記載した。
■ 表10-2 原則として除去不要の食品
食物アレルギー患者の多くは記載した食品の除去を必要としない。
■ 図10-1 管理栄養士との連携
管理の基本は、必要最小限の除去である。関係者の情報共有を行い、安全には十分配慮する。患者だけではなく家族のQOLにも配慮した指導が求められ、管理栄養士の役割は大きい。
■ 表10-3 代替食品の栄養素の目安※量の換算は「食品成分表2015」に基づく
食品の除去を必要とする際は欠乏する可能性のある栄養素、代替となりうる食品の栄養素を参考に指導を行う。
■ 図10-2 小児期の耐性獲得を目指す食物アレルギーの診断・管理のフローチャート
食物経口負荷試験で安全性が確認された量までの摂取を指導する。中等量の幅は広い為、負荷量を変え複数回施行しても良い。
■ 表10-4 食物アレルギー患者が注意を要する医薬品
投与禁忌の医療用医薬品
医薬品には食物抗原が含まれるものが存在し、食物アレルギー患者はその使用に注意を要する。