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呼吸器感染症とリンクした喘息発作の全国サーベイランスにご協力を

会員各位

呼吸器感染症は,喘息増悪の原因として、もっとも重要な因子です。

かつて、エンテロウイルスD68が流行したとき、全国で喘息の発作入院、ICU管理を必要とする重症発作が急増しました。

日本小児アレルギー学会が直ちに行った全国調査で、この感染症と喘息発作の疫学的連関が証明されましたが(Allergol Int 2018; 67: 55-60)、このとき感染症と連動した喘息発作サーベイランスの必要性が痛感されました。

今回、大分大学の是松聖悟先生が、科研費を獲得され、待ち望まれたサーベイランスシステムを立ち上げることになりました。日本小児アレルギー学会はこの研究を学会協力研究として支援します。本研究は全国の喘息発作入院の状況をリアルタイムで閲覧可能とするともに、重症例から採取された病原体を解析して、その関連を明らかにするものです。これによって、来るべき「喘息発作パンデミック」に迅速な対応が可能となります。このシステムが,皆さんのお役に立てるものとなるかどうかは、ひとえに先生方のご協力にかかっています。一人でも多くの先生方が入力されることで、この世界でも類をみない画期的なサーベイランスが機能します。どうかよろしくお願いいたします。

ご協力いただける方は、大分大学医学部地域医療・小児科分野までご連絡をお願いいたします。
Email: oitaregionalpediatrics@gmail.com

≪添付文書≫

一般社団法人日本小児アレルギー学会
研究推進委員会
(2020.7.3)


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